パワーストーンと呼ばれた訳
私の仕事柄、パワーストーンについて一つ一つリーディングをしている立場として、パワーストーンと呼ばれることがただの伝承だったのかを説明したいと思います。
大昔に綺麗な石を見つけたことは奇跡でした。今ではブルトーザーを使い、掘削機で穴を掘ってベルトコンベアーで土を運びだす時代ですが、そんなものがない時代のことです。
リーディングで見る限り、見るからに美しい石を偶然拾う事があれば、それを拾って大切に取って置いたという事があったと思われます。
見えたビジョンそのままを書きます。
病人が治る薬というものは大抵は草とか、飲み水とか、そういうものでした。ある日、息子が綺麗な石を拾って母に見せました。綺麗な石を見つけたと。
母はその石を見てうっとりとして綺麗だと眺めていました。珍しい綺麗な石を眺めては「美しい」といいながら見ているだけで、床にふせていても癒される時間だったと思います。
その心の癒しが薬のように思えたのがご本人であり家族だったのです。元気を取り戻すことで薬としてという言葉が始まったようでした。
それが徐々に特別な石を探し出しては、噂話でよく伝わらなかったとすれば、石を粉にして飲んでいたと言い伝えたり、持っているだけで治るらしいという言葉だけが独り歩きしていくようになってかつては薬として使われていたと言われる所以だったように思います。
なぜ神様は美しいと言われる石を土の奥底にしかも、稀に作り出したのでしょうか。という質問をしてみます。
すると、やたら簡単に出てきたら感動など起きない。珍しいから価値があるとおっしゃる。そして人は感動という感情を持っている唯一の生き物であり、その心を持つことで、喜びを知り、元気をもたらすことがあるというのです。確かに宝石売り場へ行くのは楽しい。買う買わないは別として綺麗だ思う気持ちは確かに起きます。
そしてもう一つ、若いだけで輝いていた自分が、年齢を重ねていく程、輝きより、くすんできてしまう自分に気が付いていきます。
女性はいかにして輝かせるか、若く見せるか、美しく見せるか、女性として生きていくことは、化粧し続けていくことで、そこをカバーしようとします。そして顔の周りに輝くものを付けて、美しさを見せて行こうとするのです。
パワーストーンの役割のもう一つがここにあります。若々しさ、美しさのサポートをしていく力があるのです。
勿論、歳をごまかすとか、皺が無くなるという事ではないんです。光るものを付けたとき、顔が明るくなります。元気に見えますし、おしゃれに気を使うように心がけていくきっかけにもなります。
女性が美しくなる道具の一つというパワーストーンなのです。
勿論パワーストーンの意味はそれだけではありません。何故いろいろな色が模様があるのか、形が違うのか、それぞれ役割や意味が違うからです。
病気だけに限りません。この石のお陰だという迷信が沢山出てきたのだと思います。仕事がうまく行った、お金持ちになった、嫁が決まった、子供ができたなど、偶然にも石を持ったからじゃないか？と思う人が沢山出てきたからだと思います。
そしてそのご利益を自分も受けたいと思う人が石を求めるようになったというのもあるでしょう。
私自身一つ一つパワーストーンをリーディングしていく理由があります。それは本当にすべての石に良い意味が宿っているとは限らないからです。
本日もラピスラズリの印鑑用の石をリーディング6本しました。その内2本に嫌なビジョンが見えてしまうのです。
それが何かといいますと、一つはまるで百姓一揆を終えて、ボロボロになった生気が抜けた男性の姿です。印鑑にこんな姿のものを使用するとしたら倒産するだろうと予想してしまいます。これを商品として出すわけにはいきません。
もう一つは目の中の瞳が小さくその瞳が左右に動いて見えてきます。狙っている。そんなイメージです。鼻の穴がやたら大きく一瞬龍の様にも見えたのですが、いいえ、どちらかと言うと蝙蝠の姿の方が近いです。勿論蝙蝠ではありません。魔物です。これもやっぱり使えないですよね。
ラピスラズリは男性的なパワーがあり、バイタリティな石です。今や電子印鑑が出回っていますが、それでも、銀行さんの書類などは印鑑を押させたりします。書類を持ってきて、顔を突き合わせて印鑑を押すという信用問題になるのです。
その印鑑を作るとなれば、石だったり、角だったり、木材だったりします。良いものと言われるもので作りたいと願うのは普通の気持ちだと思います。
リーディングはそれを判断する一つの方法ともいえます。勿論信じている人だけ、利用すればいい事です。
言い伝えはSNSと同様、●●さんが言っていたということを周り回って違う言い回しになり、あれ？という内容になりかねないところは、今も昔も変わらない現象といえます。
私はそういう風にならないように一つ一つ、伝承ということを利用するのではなくリーディングしていくのです。