デビアス

2026-10-21

デビアスの名前を知っている人は石の事を詳しい方だと思います。
デビアス社はダイヤモンドを世界の大半担っていました。調べていくと、現在は4割という事のようです。

デビアスの歴史
1860年代半ば、ダイヤモンドが、デ・ビア兄弟の農場で見つかりました。その農場に、キンバリー鉱山とデビアス鉱山という2つの鉱山が開かれました。
デ・ビア兄弟はダイヤモンド産業が盛んになる前に売り渡してしまいました。残念。名前だけは残りましたけど。
1871年にセシル・ジョン・ローズがデビアス鉱山の採掘権を買い、1880年にデビアス鉱山会社を設立しました。

1870年代の南アフリカ・キンバリーでは、ダイヤモンドの発見で多くの採掘業者が乱立していました。供給が多すぎて価格が何度も暴落し、業界は打撃を受けていました。

1888年: ライバルのバーナートの会社とデビアスが合併し、「デビアス統合鉱山会社」が誕生。その後、世界のダイヤモンドの約9割を生産する会社になったとされています。

1926年オッペンハイマーの会社が筆頭株主になり、彼が1929年デビアスの会長となります。

そして買い手です。
ロンドン・ダイヤモンド・シンジケートという組合みたいなのができました。

そして1934年、世界で一つのCSO(中央販売機構): デビアスが作った、世界のダイヤモンド原石を集めて売る窓口の組織が出来上がったのです。

ぶっちゃけダイヤモンドは産出が少ないわけではありません。このデビアスが価格、価値を作っており、彼が亡くなってからになりますが、「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチフレーズで更に一般人にも需要が高まるように価値を上げたんです。

それにダイヤモンドの価値はわかりづらいものがあり、品質の見分けが簡単につかないというのも大きな理由かもしれません。

キンバリー鉱山が見つかってから、それまでは高価な取引だったダイヤモンドですが、先ほども伝えましたが、暴落し始めました。

そこでデビアス会社は発掘場所がまだ数多くないうちに、ローズとオッペンハイマーの供給調整が必要になった一つの組織としてまとめることが出来ました。
そこからはデビアスの思い通りです。

デビアスの販売方法です。

売り手に箱があり、その箱の中はダイヤモンド原石がどっさり。でも、何キロ入っているかわかりません。質もわかりません。開けてはならないというのが、昔のやり口でした。
近年は中を見るように変わったようです。

そして「あなたの会社はこの箱ね」と渡され、中身を見て、買うか、買わないかのどちらかを伝えなければなりません。勿論チョイスもできなければ、いらないのを省いて安くしてくれという交渉など一切できません。

そうなんです。買い手は品物を選べない。提供されたら、買うか、買わないかの二択です。

価格はわからないですが、憶測で1箱ウン億円単位ではないかと思います。それが年10回もあるんです。通常毎回買うというのが基本です。買わないと言ったときのリスクがあるからです。
買い手は採算の合わない箱を買いたくなくても、次の仕入れ機会を失いたくない。そのため、目の前の箱だけでなく、将来の取引関係まで考えて購入を判断しなければなりません。

ここからじゃないとダイヤモンドが買えないからです。デビアスは誰に、どの種類の原石を、どれだけ供給するかを管理しているので、買い手は買うか、買わないかの二択しかないんですね。
断ったら、次の取引に影響するわけで、印象が悪くなると二度と買えなくなるという事も起きてきます。
ここまで売り手が強い取引聞いたことないですよね。

ロシアもダイヤモンドが発掘できます。やはりかつてはデビアスが取り仕切っていました。
現代は契約が切れたと言われています。

日本では1994年よりタザキが買い付けしていると言うのを聞いています。旧、田崎真珠です。日本では一社だけです。

このやり方を考えたのはローズですが、ここまでまとめ上げたのはアーネスト・オッペンハイマー氏です。
まったくもって凄い。
さて、アーネスト・オッペンハイマーをリーディングです。
「紳士のシルクハットの服装でいながら、白い仮面をかぶっています。正体不明にしているかのよう。本心を明かさない人なのでしょう。ただ、貴婦人を相手に商売は儲かるということを考えていたと思います。渡り歩くというより、沢山の貴婦人が一人一人彼の前に立ち止まり、消えていきます。」この人たちを対象の商売をすれば、永遠に続くと考えていたのかもしれません。

需要をつかむ。
富裕層や貴族が宝飾品を欲しがる市場に着目したわけです。

供給を押さえる。
鉱山や原石の流通を支配し、競合他社が自由に供給を増やしにくい状態をつくる。

独占的でありながら、需要を持続させる。
ダイヤモンドの価値や魅力が人々に認められ、買い続けられる市場を維持する。

この3つが結びつけば、単発の販売で利益を得るのではなく、継続的に利益を生む事業になります。

独占経営であり、安定価格にし、本当の値段がわからない様にしています。デビアスしか分からないといった仕組みをつくりつつ、しかも、ダイヤモンドを欲しがる貴族がいる限り、職人は作り続けていきます。そしたら、ダイヤモンドを買ってくれますからね。

貴族や富裕層が欲しがる宣伝攻略さえ押さえれば、デビアスは安泰になるわけです。
宝石を作る貴金属の鉱山すら押さえていきましたので、ほぼ価格をダイヤモンドという宝飾の価値を決めることが出来たと言えます。

何故仮面をかぶっていたのか、命を狙われている危険があったようにも思います。
敵も多くいたと言う感じです。「自分は隠れて暮らしていた」と言っているように見えました。

お金持ちになったらなったで、苦労は絶えなかったということなのでしょうか。
これも私のリーディングで感じたままなので、直接的なことはわかりません。

会社

Posted by 笛野 はすな