このまま歳をとっていくだけでいいのだろうか?

このまま歳をとっていくだけでいいのだろうか?

なんてふっと頭に浮かんだことはありませんか? 浮かんでも考えたくなくて、打ち消してしまう話ですよね。
いつの間にか年齢だけが進んでいくようで、振り返っても、今まで自分がしてきたことで残っているものはあるのだろうか。
年金だけの暮らしで楽しいだろうか。
私のことを必要としてくれる人はいるのだろうか。

考えたくないことを、今日は話そうとしています。

かつては生徒さんへの朝会で、「10年後の自分を考えて、そこから逆算して、8年後、5年後、3年後、1年後、半年後、3か月後、1か月後を考えてみましょう。ノートに書いてみて」とお話ししていました。
でも今は、30年後の自分を考えなければならない時代のような気がします。

長寿の人は、長く仕事もしています。元気だったら何をしていたいかな?と、想像だけでもしてみてほしいんです。
今までやりたくてもできなかったことを夢見てもいいですよね。
10年先を想像するときは、大体が「今の惰性」です。何もしなければ、今の続きが待っています。いえ、今のままより先細りになって続いていくんです。

だから、今からこれからのことを意識していかないといけないんですね。30年後と考えたらどうでしょう。やりたいことが見えてきませんか?
ゆったり暮らしていたいですか? そのために、20年後は何をしていましょうか。

年齢を重ねた人は、若い人より人生経験があります。それは人間関係です。ジェネレーションギャップは埋まらなくても、人間同士の悩みの経験は、きっと若い人より多いです。
仕事の技術とか、話し方、接し方、マナーもあるかもしれません。特別な経験もあるかもしれません。

何か価値がありましたか?

きっと「何もありません」と答える人がほとんどだと思います。心のどこかで「自分は必要とされていない」と思っているのかもしれません。
では、失敗はありましたよね。
やったけど、誰も認めてくれなかった。お金にならなかった。騙された。恥をかいた。破産した。

その失敗で、何を学びましたか?
何かが間違っていたと気がついたことは、他人の役に立ちます。

気がついた人は、何らかの形で、ご自分より若い次の世代に伝えてみてほしいのです。

「このままでいいんだろうか」と思う人。今すぐ思いつかなくても大丈夫です。「伝えられること」は、これから探したり、学んだりしていけばいいんです。

60歳から大学に通う人もいます。いつ始めてもいいんです。「60歳でも学べました」という経験も、誰かの役に立つのではないでしょうか。

自分の経験を、自分だけのものにしておくのか。それとも、誰かのために活かしていくのか。
これからの人生を考えるとき、そんな視点を持ってみるのもありだと思います。

答えは誰かに教えてもらうのではなく、まずはご自身で考えてみてください。

あなたが乗り越えてきた失敗や、重ねてきた年月の中に、どんな学びがあったでしょうか。
その経験を通して、若い世代の誰かに、どんなことを伝えられそうでしょうか。ノートに書いてみてください。

ただ、自分のことって、一番見えにくいんですよね。書こうとしても手が止まったり、「やっぱり何もない」と思ってしまったり。それは普通のことです。
そんなときは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。

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