部下と上司の人間関係 辞めたくなった時

社風と言うのもあると思いますが、まず、上司と部下の関係についてのアドバイスをしていきましょう。

人間関係の悩みのご相談で多いのが、この関係です。

上司が求める部下の教育はいかに一人前に育てていくか、辞めないで続けてもらうかになると思います。
部下にしたら、頼りがいのある、尊敬できる、部下を大切にしてくれて、困ったら守ってくれる人という事を望んでいくと思います。

このギャップは真逆だとわかりますか?

部下は、成長したいのだけど、見守ってくれる人、怒らないで、庇ってくれる人を求めてきます。

上司は、成長させるためには覚えてもらわないとならない事があるので、吸収力をもとめている。積極的に仕事に取り組む、辛抱強く取り組む人を求めています。できる人間を育てようとなっています。

部下に求めている人間像は金魚の糞のようにくっついていればいいのではなくて、先回りする部下であってほしい訳です。会社そのものが何を求めているのか、そこを理解してさっと必要な事、物を差し出せるようになってほしいのですが、部下は逆に守られたい、庇ってほしい、仕事を押し付けないでとまあ、真逆です。

そして、ついには、わかってくれない。認めてくれない。こんなに仕事しているのに。と不平不満が出て、こんな会社辞めるとなってしまうのでしょう。

上司は育てるってどういう事?と疑問になるし、部下は上司はロクな人間いやしない。となるわけです。

お互い、わかってないなー・・・が原因です。

このギャップを埋めるためには、上司はあなたに対して「自分に期待しているんだ」という自覚から始めましょう。期待していなければ、諦めますから、何も言いませんし、無理さも知っていますので、余計なエネルギーは使わない事でしょう。叱る時間が勿体ないですからね。他の事に時間費やした方がマシです。

本気になる程、熱くなります。その怒りは、相手への期待から来ている という事を知ることからはじめましょう。

あなたは、上司から認められたい、わかってもらいたい、大変さを訴えたい部下は「一生懸命」を理解しない上司に対して、見る目ないとなっている事でしょうが、実は「できて当たり前」というのが社会の考え方で、あなたじゃなくても出来る事に対しては、「一生懸命」は大した話ではなくなってしまうのです。

あなたしかできない仕事があって、「認める」が出てきます。人は1時間かかる仕事が5分でできるなら、それは凄いと言って認めてくれる事でしょう。こんな話は極端な例になりますけど。実際、営業のトップに対して、できて当たり前という目では誰も見ないですよね。お前にしかできないと認めている事でしょう。

時間外で仕事していたら、仕事が遅いとなります。残業してまで仕事していて、一生懸命貢献しています。と言う風には会社側は考えない事も知っておきましょう。仕事が遅いは新人だけでいいのですから。スムーズにどんどんこなしていくのがプロであり、仕事に慣れているからです。

人間関係であの上司苦手だという場合は、一度、「辞める」は逃げなんだという事を考えてみる事も必要な気がします。

逃げれば次の転職が良いかと言えば、もっとつらいものになると思います。なぜなら克服しないツケが継続されていくからです。克服できないものに対して同じ悩みが出てきたとき、また、逃げ癖が頭をもたげる事でしょう。ならば、誰かのせいにするのではなく、腕を磨きましょう。

生活費の為と思っている以上成長は無いのですが、誰かを喜ばせたい(家族とか)という事があれば、上司に認められなくても、その人に認められればいい訳です。

簡単に辞めてしまう人に持続力がない事はそれなりの結果を出せない訳ですから、「認める」事は難しいと思います。それなら、仕事を覚えましょう。負のエネルギーに流されないようにしましょう。

自分の価値観や好き嫌いの感情で何かを決めるのではなく、必ず、自分から離れたところで価値を見つけておくことです。気を付けるのは偏見の目で評価しないことです。その評価は自分都合なので、何も役に立ちません。屁理屈言っても、言い訳言っても誰もあなたを「認める」と言う気持ちにはならないと思います。

第三者がいて、その人が「良くやったね」と言える何かを目標にしていれば、嫌な上司なんてちっぽけな存在になる事でしょう。

上司という存在があなたの中で大きいから、感情が乱れるんです。乱れるだけの存在ということは、「意識している」相手です。

あなたが、その上司より何かに優れた人間になれば、上司は「上司」ではなく、年上の人という違う目で見ることが出来るようになります。会社は仕事とスキルの組織です。人間関係は自分自身でコントロールしていける所です。

どう考えるか、どうとらえるかで変わります。

自分が変われば世の中の全てが変わって見えると思いませんか?

そして、その上司がいる会社を辞めないでいるあなたはそれだけでも「偉いぞ」と認められることなのではないでしょうか。

仕事,無料会員

Posted by Meatel