水晶を科学的に

水晶はSi(ケイ素)とO(酸素)がSiO₂になって規則正しく三次元的に並んだ結晶構造です。

水晶は結晶軸に対してどの方向から力を加えるかによって、圧電応答も変わります。

このように、水晶に力を加えて結晶を変形させると、電気分極が生じる構造になっています。これを利用して電気と機械振動を変換する部品に使用されています。

水晶を適切な方向・形状に加工すると、非常に安定した特定の周波数で共振させられるので、時計や精密機に使われています。

骨にも圧電的な性質があり、力が加わると局所的な電気的応答が生じているんです。似ていない?

水晶は結晶構造です。六角柱状の結晶+錐面(頭部)となります。

結晶化が始まるとき、地下でできます。地下の岩石には空洞や割れ目があり、空洞の岩肌に小さな結晶核が生まれます。そこに熱水が入り込んで二酸化ケイ素(シリカ)を運んできます。そして、壁から空洞の内部に向かって結晶が成長していきます。

ところが、地下で水晶が成長するときは結晶表面のすべての場所が同じ速度で成長するわけではありません。結晶同士、干渉しあったり、消えたり、残ったりという事が起こっています。

このようなことが暗闇の地下で空洞の中で行われており、一つ一つ違う形になっていくのです。
「この時期にはこういう環境だった」→「次には条件が変わった」→「また成長した」といった水晶の「成長日記」になって個性が出てきているのです。

同じ空洞内で、水晶同士何か語り合っているような感じがします。
本当に人のように一つ一つ全部違う形なんですよ。
「なんとなく、この水晶自分に似ている」とか、「愛嬌あるな」と感じるものがあったら面白いですね。
私は結晶の「お~凄い」という部分を探すが好きです。
中に水を見つけたり、錐面(頭部)の模様を見つけたり、雷が落ちたという跡も残っていたりします。

水晶を選ぶとき、「綺麗だから」だけではなく、「この水晶、この形、この模様は何が刻まれているんだろ?どうやってできたんだろう?」という視点で見るのも楽しいです。