歴史を読む
マッカーサーが日本での出版を禁じた本の中にアメリカ人が何故真珠湾攻撃が始まったのかの疑問から研究を重ねて書いている本を読んでいました。
一般の人の著者です。勿論、ご本人の主観が沢山書かれていますので、これがすべてだとは言いません。
ルーズベルトが発表した戦争が必要な理由などの文面とか、他の諸国が、日本は良いこともしていると発表している内容などを含め、
アメリカ軍が出した指令の内容、議会の内容などがアメリカ側からの視点で書類として残されたものを引用しながら書いていました。
内容は戦争責任において日本人が悪いのであれば、欧米も同等なる責任があり反省すべきであって、実際は反省をしていないというのが大まかな著者の内容でした。
もっと言えば、日本人は欧米のアジア植民地を解放し独立させようと働きかけていたのは本当であって、それらを阻止しようとしていた欧米であると言っているのです。日本人のしてきたこと知って、アメリカ人がアメリカをきちんと批判しているのです。
日本人のやろうとしていたことをアメリカ人は間違って理解していることなども書いてあります。
勿論日本を庇護しているわけではありません。中国、ソ連のやり方についても触れています。
共産党とはこういう事なんだと理解できます。
今では日本の歴史書も随分変わってきています。だからと言って日本が正しいなんて決して言えません。
戦争を長引かせ、間違った情報を軍幹部に流していた事実があり、勝てると信じていたのも、負け戦は精神力が足らないからと言って何度も失敗を重ねており、きちんと改めた戦略すらなく戦死させている日本人がどれだけいることか、この戦を辞めようとしなかった軍がいたのも本当ですから、その責任があります。犠牲になったのは軍人だけではありません、一般市民の爆撃、飢餓状態などを含め日本人を守らなかった責任があります。
私たちは自分を含め客観的な事実をどれだけ知っているのでしょうか?隠された事実もまだまだあるのではないでしょうか。
情報を集め、事実をきちんと理解していかないと同じ間違いを繰り返してしまうように思います。自ら理解しようとする力が必要なのであって、勝手に流れてくるマスコミやアルゴリズムという科学によって選別されたSNSは昔のプロバガンダと似たようなことをしているように思うからです。
今の時期、戦争についてNHKはかなり流しています。自分の知識と照らし合わせることも勿論必要に思うのですが、私たちは日本側から見た日本にとどまらず、海外から見た日本を知ることも必要に思います。客観視とはそういう事だからです。
事実を知ろうとする精神こそが必要な行動であるように思います。思い込みは失敗を起こしかねません。これは日常的なことも当てはまるのではありませんか?
現在の政治も過去の行った事実だけではなく、もっと他方からの考え方なども含め多くの人が関心を持っていいと思います。今のままで本当にいいんですか?
少なくとも諦めるより過去に関心を持つだけでも違うように思います。
もっとも、おそらくGHQが政治に関心持たせないような教育をしなさいとしてきたのだろうけど、もっと政治に対して関心持てるように小学生の時から教育をしっかりしていく必要があるのではありませんか?道徳も社会科も深く踏み込んでいけるようになりますように。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません