相手の気持ちになる

人間関係で悩んでいるとき、「どうして相手はそんなことをするんだろう」と思う人と「頭来ちゃう」と思う人と分かれるように思います。その時々の場面にもよりますが。

頭来ちゃうと考えていく人は恐らくですが、どんな時でも「頭来ちゃう」となって仕返しとか、悪口を言いふらし、自分の味方を作るという方になりやすい傾向があるようです。

悪口を言いふらして自分と同じ気持ちになってくれる人を探していくのでしょうが、見抜かれる日が必ずやってきます。残念ですが、そういう仲間しかできません。そういうというのは、「どうしてこの人はそんなことを言うんだろう」と思う人ではないから似たもの同士となって、他人のせいにしてしまって気が済んでいくから、状況は何も変わらないどころか、他人をいじめて喜んでいく人になっていきます。

いずれ自分も言われるんだと気が付かない訳ですから、「考える力」が劣っているとしか言えません。

言葉にするということは何らかの「考え」があっての事です。

その考えがわかるのであれば、それは「見抜く」をしていけます。相手の立場にたって物事を考えていくという思考です。

リーディングはその見抜くをしていきます。

例えば、いつもと違う行動をしているというのを見逃さないとかです。この行動は無言で語っています。

いつもより、鏡に向かう時間が長くなっているとしたら、今日は何かあるんだなと察しますよね?

お洒落の方向が今までと変わると、誰かコーディネーターしている人がいるんだなと察しますよね?

そういえば、ある会合でまじめな七三分けの士業の方が金髪になって派手なネックレスを首から下げてきたことがありました。え?と大抵の人は驚いていた時、隣の違う士業の方が、そっと私に耳打ちしてきました。「女の趣味だな、新しい女ができたんだよ」と言っていたんです。全く正反対になっていたので、「そんなことであんなに変わるもの?」と尋ねたら、「男なんてそんなもんだよ」と言っていました。

派手な女の人ができたことを非難しているわけではありません。勘違いしないでください。言い換えれば人は影響されやすいという事なんです。妻がいたら、今までと違う理由をおそらく察しますよね。

そのことを頭ごなしに責め立てたら、「離婚問題になる可能性があります」でも、考えができる人は、「どうせ長続きしないだろう」と思うかもしれません。「夫の関心が他にあるなら、今こそ、我慢していたやりたいことができる」と考える人もいるかもしれません。「そういうことをしたくなるのには、何か家庭に問題があったのだろうか?」と考える人もいるでしょう

「相手は何故そんなことをするんだろう?」

と考えることができるようになるには、「相手の立場にたって、考えてみる」をしていくに限ります。リーディングはそれをしているんです。

意識を無にすることで、相手へと気持ちを移行していく練習を何度もしていきます。

勿論最初はなかなかできませんが、コツを覚えていくと、こんな感覚というのが分かってきます。自分でなくなると言うか、相手の気持ちになってきます。そうしたくなる自分がいるという風に変わります。

リーディングは客観的でいながら、主観的にもなります。ただ、ここまでの集中は常にできるわけでありません。集中する時間が必要になるからです。

霊感のように見てすぐわかると言うのではなく、数分間の集中する時間を取るからです。それをしない限り自分は自分でいます。

この感覚ができるようになるには、呼吸法が必要になります。

「相手の立場にたって」は勿論リーディングしなくてもできる人はできます。しかし、思い込みで失敗しないように注意が必要です。とかく自分に関係することは自分有利に錯覚しやすいので。

「感情をむき出す」人は相手の立場にたってものを考えることが苦手です。周りに悪口を言いふらし、味方を作る人はこの分類の人です。

リーディング中

Posted by Meatel