「一見、いい人」が一番こわい!

「一見、いい人」が一番こわい!という本があります。下園壮太先生の本です。言い訳やごまかす人の話が書いてあります。

このタイトルを見たとき、早稲田大学の社会心理学の加藤諦三先生を思い出します。

私はまだ若い頃、加藤先生の本を当時片っ端から読んだものです。人を見る目が変わりました。
今でも先生は容赦なく、クライアントに厳しい事を話しますが、本当の事を話していると思います。

公開電話相談の時、常に自分は間違っていないと話しているクライアントに、自覚が無さすぎると話している時、先生が説明している最中、クライアントが怒っていたのか途中でブツッと電話を切っていました。
冷静に先生は一言、わがままな人だとボソッと言っていました。

自分の話が通用しないと怒る人いますよね。人の話を聞かない人です。先生はそういう人をわがままだと言っています。

先生はズルい人の事を事細かに説明していました。「私でいいんですか?」という言葉を言う人は信用できないというんです。謙虚に聞こえますが、先生は警告を鳴らしていました。

本当は嬉しいのに、「こんな私でいいんですか?」を言ってくる人は危険だと言っていました。何か失敗しても選んだのはあなたでしょ?と持っていけるように計算しているというのです。

そうか、計算しているのか・・・と思ったものです。

他にも、一見、いい人に見える人って自分の味方になってくれたように見せてくる。心配しているように近寄って、色々秘密を聞きだしては、周りにしゃべっている。自分を信用して情報を打ち明けてくれているのかと思いきや、スパイだったというような事です。

いい人に見えるけど、ターゲットには見せないので、危ない人ってわかりづらいところがあります。

加藤先生のように厳しい事をきちんと言える人は信用していいのかもしれません。あなたの為を想って自分が嫌われてもいいと思って言っているのです。自覚するだけで周りが変わると言っています。

それでも、自分は間違っていないと思いたいものですから、大変ですよね。

中には、相手を傷つけるように意地悪で言う人も中にはいますから、すべてがそうだとは言い切れませんが、忠告に対して悪意と取るのは我がままだと私も思います。

集中力をもってリーディングしていくと、わかる事があります。
幼い子猿がお面(仮面)を被っているのが見えたとします。一見可愛くて弱そうにみえます。だから近寄って頭を撫でたくなるけど、それがカモフラージュで、裏があるというビジョンです。

本性を隠しています。そのお面は真っ白でのっぺらぼうのお面とか、薄っぺらいカバーのようなものとかが見えてきます。